マーケティングを知ろう①

ビジネス
ビジネスの世界で本当によく出てくるワード【マーケティング】
「要は広告宣伝でしょ」とか「数字を分析して色々考えるやつでしょ」
なんて感じでなんとなく意味を捉えていませんか?

今回はそんなマーケティングの基礎知識について解説していきます!

マーケティング=思いやり

そもそもマーケティングとは、どんな発想が出発点にあったかといえば
“思いやり”から来ています

小学校の道徳の授業でも習いましたよね

先生
先生

相手の立場に立って考え、相手を思いやる気持ちを持ちましょうね。
それが相手と仲良くなるための近道ですよ。

マーケティングの考え方はまさにこれです!
この場合の相手とはお客さん、つまり顧客のことです。

顧客の立場に立ってビジネスを作っていく。これが通常の“販売”とは大きく異なる点です。

  • 販売
    …製品を顧客に売る(=現金化する)にはどうすればいいのかを考えること

  • マーケティング
    …顧客が求めているもの、欲しいと思っている製品を提供するには
     どうすればいいのか考えること

しかし顧客が求めているものが、すでにある製品やサービスとは限りません。
むしろ無い場合の方が多いです。

この、まだこの世に生まれていない
欲しい!=“ ウォンツをいかに掴むか

これがマーケティングの最大のミッションと言えます!

マーケティング戦略のS T P

じゃあウォンツを掴むために、まず何を考えればいいんだ!という話ですが、
ここで先人の知恵を借ります。

ご存知、フィリップ・コトラー先生です!

https://ja.wikipedia.org/wiki/フィリップ・コトラー

……誰ですか?
って方も多いと思いますが、実は経営学者の中ではめちゃくちゃ有名人です。

大学の経営学部生は必ず1年生の時に教わる人物で、
【マーケティングの父】なんて言われています。

コトラー先生は、マーケティングの方向性(=戦略)を決めるためには
S T Pが重要だよと言っています。このSTPとは

  • Segmentation(セグメンテーション)
  • Tergeting(ターゲティング)
  • Positioning(ポジショニング)

のことです。具体的には、

【セグメンテーション】
市場にどんなタイプ(性質)の顧客がいるのかを分類する
     ⬇️
【ターゲティング】
その中のどのタイプの顧客を対象にするのか決める
     ⬇️
【ポジショニング】
決めた対象にどんな立場で価値を提供していくのかを考える

この考え方は、どんな顧客に何をアプローチしていくのか
マーケティングの“戦略”のベースを作ることができるスグレモノです

戦術の上に成り立つ戦術“4P”

戦術(=方向性)が定まったら、具体的にどう動いていくのか
“戦術”を決めていきます。

マーケティングの世界では、
主に4つの“P”で戦術を立てるべしと言われています。

4つのPとは、下記のことを指します。

  • Product  = 製品(サービスを含む)をどうするか
  • Price = 価格をどうするか
  • Promotion= 知ってもらうためにはどうするか
  • Place = 売る場所や売り方(販売チャネル)をどうするか

この4つを複合的に考えていくことを、
【マーケティング・ミックス】と言ったりします

まとめ

・マーケティングの出発点は相手(顧客)のことを思いやる気持ち

・マーケティグ戦略を立てるならSTPの順で考える


・戦略を立てたら4つのPを意識した戦術で攻めていく
 それをマーケティング・ミックスと言う

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