ワインを始めるならフランスから
前回、大人の教養としてワインを始めてみようという記事を書きましたが、
じゃあ実際にどこから手をつけていけばいいの?と思っている方もいるかと思います。
ズバリお答えすると、特にこだわりがないなら
まずはフランスワインから入るのが鉄板です。
理由は3点あります。
- フランスワインを知れば大抵の国のワインを知ることができる
- フランスワインを押さえておけば、ほとんどのワイン好きと話ができるようになる
- ハズレが少ないので大切な日などに飲むワインとして選びやすい
僕は現在20代後半ですが、僕と同世代の人に分かりやすい例えをすると、
フランスワイン=BUMP OF CHICKEN なんです。
2000年代中盤〜2010年代に誕生したロックバンドのほとんどはBUMPの影響を多少なりとも受けています。
そして僕ら世代で邦ロック好きの人はBUMPが嫌いな人はほとんどいないと思います。
フランスワインがまさに同じ感じです。
今や世界中で作られているワインですが、
そのほとんどがフランスワインを参考にして作られています。
それほどフランスワインは歴史が古く、信頼性が高いということです。
何せ紀元前から作られていたと言われていて、過去には政治の道具にも使われていた位ですからね。
フランスワインさえ知っておけば、世界のワインの基礎を知ることにつながります。
さらに、ワイン好きの人でフランスワインを通っていない人はまずいないと言っていいでしょう。
いろんな国のワインを飲み漁り、結局フランスワインに戻ってくる人も多いです。
なのでフランスワインを押さえておけば、
ワイン通の人とも普通にワイン談義をすることができます。
また、フランスワインは国が主導して品質管理を徹底しているので比較的ハズレが少ないです。
もちろん無いとはいえませんが…笑
フランス ボルドー地方
ではここからは、フランスの代表的な地域のワインを解説していきます。
まずはボルドー地区です。ボルドーカラーなんで言葉があるくらいですし、
ボルドー=ワインというイメージを持っている方も多いと思います。
ボルドーのワインと聞いたら、まずは
どっしり濃厚な赤ワイン
と覚えておいてください。
もちろん白ワインもつくっていて、ボルドーの白が好きというマニアックな方もいますが、
やっぱりなんといっても赤ワインです。
【5大シャトー】
ボルドーには本当にたくさんのワイン醸造所=“シャトー” があります。
時の権力者ナポレオン3世は、パリ万国博覧会が開催される際に
観光客にも分かりやすいように格付けをしました。
その1級に選ばれた5つを5大シャトーと呼び、世界的な価値あるワインとして名を馳せています。
- シャトー・ラフィット・ロスチャイルド
- シャトー・ラトゥール
- シャトー・マルゴー
- シャトー・ムートン・ロスチャイルド
- シャトー・オー・ブリオン
お値段もそれはそれは立派なので、なかなか飲む機会を得るのは難しいですが、
知識として是非覚えてみてください。
僕はは唯一、シャトー・オー・ブリオンだけ運よく口にする機会がありましたが、
その凄みに圧倒され、これは神の飲み物だと思いましたね笑
あと、ボルドーのワインは全ていかり肩のボトルが採用されているのも特徴です。
長期熟成が前提のワインなので、熟成によって澱が発生します。
グラスに注ぐ際、肩の部分で澱を受け止めてグラスに入らないようにする狙いがあります。
ボルドーの代表的な品種
ボルドーワインに使われている代表的なブドウの品種は下記の通りです。
- カベルネ・ソーヴィニヨン
- メルロー
この2つに加えて、“カベルネ・フラン”という品種をブレンドするのが、
ボルドーワインのド定番です。
この3品種をどういう比率でブレンドするのかが各シャトーの腕の見せ所ですね。
【カベルネ・ソーヴィニヨン】
赤ワインってどんな味?って聞いて思い出すのは大抵、このカベルネ・ソーヴィニヨンです。
渋味(=タンニン)が豊富で、濃厚な赤ワインのベースともなる品種です。
【メルロー】
カベルネに比べて、渋味や酸味が抑えられていてまろやかな口当たりですが、
しっかりとしたボリューム感もあります。
イメージ的にはカベルネが男性的、メルローが女性的といったところでしょうか。
個人的には、メールロー主体でブレンドされたボルドーの赤が大好物です!
初心者におすすめのボルドーワイン 3選
【プピーユ】
メルローの良さを余すところなく味わえる1本
スーパー高級ワイン シャトーペトリュスとワインコンテストで最後まで肩を並べていたそうです。
【クラレンドル・ルージュ】
こちらもメルロー主体の1本(どんだけメルロー好きなんだ…笑)
先述したシャトー・オー・ブリオンを作っているメーカーでさながらミニ オー・ブリオン
個人的コスパ最強の一角ですね。
【ムートン・カデ・ルージュ・クラシック】
5大シャトーの1つシャトー・ムートン・ロスチャイルドが手がけるカジュアルワイン
渋味、酸味、口当たりのまろやかさがうまくバランスされていて飽きがこない
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