ワインは難しい…?
皆さんはワインが好きですか?
ワイン=大人の嗜好品なんてイメージもありますよね。
嫌いじゃないし、たまに飲む。
でもレストランでワインリストが出てくると一体なんの違いでこんなに値段が違うんだろう?
って感じたことありませんか?
あるいはデパートで贈り物のワインを選ぶとき、
何かお好みのものはございますか?
え…、えーと、なんか、、、赤でおいしいやつ!
なんて困った経験はありませんか?僕がまさにそうでした笑
そう!実はワインは知識と経験がないと中々その魅力に気づくことができないお酒なのです。
でも裏を返せば、知れば知るほど、経験すればするほど新たな美味しさを発見して
どんどん惹き込まれていきます。
今回は大人への入り口、ワインの基礎知識について紹介します。
美味しいワインってなに?
とにかく美味しいワインが飲みたい!
でも美味しいワインは高いんでしょって思っていませんか?
実は美味しいワイン=高いというのは誤解なんです。
当たり前ですが、好みだったり舌がどう感じるかは人それぞれです。
安いワインでもおいしいものは存在しますし、それが好き!ということならそれが正解です!
じゃあ高いワインって何なのってお話ですが、
高級ワインはたいてい特定の産地で栽培されたぶどうを使用して長期間熟成されたものです。
それ故に供給される量が少なく、高いというわけです。
リーズナブルなワインは、ジュースのような果実味が強くあったり、
甘みが強かったりしてすごくわかりやすく美味しいものが多いです。
一方、長期間熟成させたワインは非常に複雑な味がします。
例えばコショウだったりキャラメルだったり果物以外の雰囲気が感じ取れたり、
タバコやなめし皮といったもはや食べ物じゃないじゃん!
といったものも感じ取れたりすることもあります。
しかしこの複雑な味はワインの経験値が少ない人には感じ取りにくいため、
正直美味しいのかどうなのかよくわからないという結論に至ってしまいがちです。
なので、最初はわかりやすく美味しいワインから始めて、ワインって楽しい!を感じながら、
少しずつ値段が高めのものにチャレンジしてみるのが良いと思います。
ワインの飲み方
ワインを楽しむ上では、
何を飲むかよりも、どうやって飲むかの方が重要だと個人的には思っています。
ご紹介したいポイントは3つです。
・グラス
ワインに関する道具、アイテムはたくさんあります。
その中で特に1番最初にこだわってほしいものがワイングラスなんです。
これだけは少し背伸びをして高めのもの買ってしまってもいいと思います!
実はワイングラスも奥が深くて、こだわり始めると、赤用、白用、スパークリング用とか、
赤ワインの中でも産地や品種で形を変えたりする方もいます。
とはいえビギナーのうちは、そこまでこだわる必要はありません。
個人的に大切なのはグラスの大きさだと思います。
できれば飲むときに、
鼻がすっぽりグラスの中に入ってしまうくらいの大きさのものがおススメです。
ワインは味と香りを楽しむ嗜好品なので、大きめのグラスで飲むことで、
しっかりと香りも逃さず感じ取ることができます。
●温度
ワインを飲む上で、温度管理が難しそうとかワインセラーがないから保管ができないと
感じる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし特にビギナーのうちは冷蔵庫で全然問題ないと僕は思っています。
既に数万円クラスワインを複数本所有しているのであれば、
急いでワインセラーを買いましょう!
でもそうでないのであれば、基本的な保管は冷蔵庫の野菜室で十分です。
またワインを飲む際、
例えば白ワインは冷やして、赤ワインは常温で、、、
なんでよく言われますが、それもそこまで厳密にこだわらなくてもよいと思います。
白ワインでもそれなりに値段の高い、香り豊かなワインは冷やしすぎると香りが抑えられてしまい、良さが感じにくくなってしまします。
・さっぱりさわやか、カジュアルに飲みたい=冷やして
・ゆったりと、香りを楽しみながら飲みたい=常温
くらいの感覚でいいと思います。
ただし、常温に関して1つ注意点があるとすると、
基本的に日本はヨーロッパに比べて気温が高いので、常温で保管しておくというよりは、
冷蔵庫で冷やしつつ、飲む際に冷蔵庫から取り出して10~15分ほど待ってから
飲むとよいと思います。冬場は室温のままでOKです。
●料理やシチュエーションと合わせる
ワインは一緒に食べる料理やシチュエーションによって大きく味わいも異なってきます。
何と組み合わせると美味しいか、これを語りだすとそれだけで1つの記事になってしまいますので
今回は目安としてヒントを3つほどあげておきます。
1.産地を合わせる
フレンチ=フランスワイン、イタリアン=イタリアワイン、和食=日本ワイン
などワインの産地の料理の種類を合わせると、比較的合いやすいです
2.味の濃さで合わせる
・牛肉やラム、コショウやデミグラスソースで味付けされた濃いめの料理=赤ワイン
・鶏肉や魚介類、塩やビネガーで味付けされたさっぱり系の料理=白ワイン
こんなイメージを持っておくと外れがありません。
3.シチュエーションで合わせる
ワインは服装に例えることができます。
例えば、友達と庭でBBQをするのにタキシードを着てくるのはおかしいですよね。
逆にホテルの高級フレンチにジャージを着てきたら最悪、来店拒否されてしまいます。
それと同じようにワインもシチュエーションの合わせるのが大事です。
・友達とワイワイ楽しく飲む=リーズナブルなデイリーワイン
・記念日に大切な人とフレンチを楽しむ=少しお高めのビンテージワイン
こんな感じで合わせてみると、よりワインを楽しむことができます。
まとめ+はじめの1本
結論、ワインはそんなに難しいものではありません。
ただ、急に味の違い、そのワイン本来の良さが分かるほど単純でもないのです。
ワインを楽しむ気持ちさえ持っていれば自然に舌のレベルも成長して、いろいろな味の違いに気が付くようになるはずです。
大人への入り口としてまずは1本、ワインを開けてみてはいかがでしょうか。
ちなみに僕が最初のワインとしておススメするのは、
【シャトー・モン・ペラ】の赤です。
『神の雫(原作:亜樹直、作画:オキモト・シュウ/講談社)』というワインを題材にした有名な漫画に登場したことで人気になったワインなので知っている方もいるかもしれません。
現在、1,900円~2,800円くらいで流通しています。
世界的ワイン産地フランスでも特に有名なボルドー地区で作られたワインです。
口当たりに角がなくスムースな印象で、果実味とブドウふくよかな香りが感じられます。
次回はワインの王道、フランスワインについても紹介していきたいと思います。
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